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2016.03.20

<涙して食べた祖母の手作り弁当>

みなさん、こんにちは。熊野せいしです。

今回は私の学生時代のお話をさせて頂きます。

 

愛媛大学医学部に合格後、私は祖父母のもとを離れ、愛媛での下宿生活を始めました。当初から、祖父母の援助を得ずに、自力でやっていくことを決めていました。経済的な配慮から、医学部6年間の授業料を免除していただけたので、教材費や生活費を、複数の奨学金とアルバイトでまかないました。

 

普段は学問とアルバイトに明け暮れる毎日でしたが、お盆やお正月には、広島の祖父母のもとに帰省しました。私が戻ると、それは嬉しそうで、私が医師への道を歩み始めたことを、だれよりも喜んでくれたものです。また、仕送り無しで生活する私のことを思い、「これ、少しだけど、足しにしなさい」と、年金の中から苦労して私へのお小遣いをためて、そっと手渡してくれました。

 

私が愛媛に発つ日には、決まって祖母は「いなり寿司」が入った手作り弁当を持たせてくれました。帰りのフェリーで、「いなり寿司」をほおばると、祖母の愛情が心に染みて、思わず涙がこぼれました。自分の成長を喜んでくれる祖母のためにも、必ずや多くの人に尽くす医師になろうと、瀬戸内の潮風を受けながら、そう決意を新たにしたものです。

 

これからも、皆さまのため、我が国の発展のために努力し、走り抜いてまいります。